最新育成品種※写真はイメージです
瑞季 Mizuki (PVP)

「水晶文旦」×「サザンイエロー」
広島県立総合技術研究所農業技術センターにおいて、京都大学との共同研究により育成した品種である。樹勢は中程度で、樹姿は直立性と開帳性の中間である。果実重は400~500g程度で、種子は2個程度で少ない。ブンタンの爽やかな風味を有しており、わずかな苦みがある。果肉は柔らかく多汁でカットフルーツに適している。3月に収穫して貯蔵すると、4月中下旬には糖度12%程度、酸度1%程度となり、糖酸比が高く食味は良好である。
あすき Asuki (PVP)

「カンキツ興津46号」×「はるみ」
農研機構において、3月に成熟し、高糖度で食味に優れ、無核で、じょうのう膜が薄く食べやすく、加えて芳香を有するカンキツを目標に育成された品種である。樹勢は中~やや強程度。果実重は180g前後。果形は扁球形。果実の着色開始期は「あすみ」と同時期。また完全着色期も「あすみ」と同程度で遅く、12月後半となり、年内に完全着色しないこともある。完全着色した果実の果皮は橙色で、果面は滑らかである。果皮の厚さは2.7mm程度と「あすみ」や「せとか」に比べて厚い。
璃の香 Rinoko (PVP)

「リスボンレモン」×「日向夏」
一般のレモンと比較して、かいよう病の発生程度が明らかに低く、そうか病の発生もほとんど見られない。樹勢は強く直立性トゲの発生は少ない。収穫期は11月下旬で、他のレモンよりも1ヵ月程熟し、果実の大きさは200g程度と大きい。果皮が薄く、まろやかな酸味が特徴で、幅広い加工用途が期待できる品種である。
みはや Mihaya (PVP)

「津之望」×「No.1408」
果実は約200gで扁球形、高糖度の上、オレンジの香りがある。果皮は橙色で滑らか、果肉は軟らかく果汁が多い。尚、着果が多い程糖度が高い傾向。その上浮皮はなく裂果も少ない。栽培土壌は浅い地域が最も適する最新品種。
あすみ Asumi (PVP)

「カンキツ興津46号」×「はるみ」
果実は約150gで扁球形で、果皮は薄く滑らかで橙色となり、非常に美麗。
果肉は濃橙色で軟らかく多汁。成熟期は1月下旬~2月上旬頃で浮皮はなく無核で、オレンジの香りを有する最新種。
津之望 Tsunonozomi (PVP)

「清見」×「アンコール」
年内に収穫でき、食味の良いカンキツ新品種「津之望」
露地栽培では、12月中下旬に収穫を迎える早生品種で、隔年結果性が低く、連年安定生産が容易。果実は約190g程度と温州みかんより大きく、剥皮が容易で芳香があって食味が良いのが特徴。浮き皮も発生しにくく、商品果率の高い品種として期待されている。
はるひ Haruhi (PVP)

「カンキツ興津46号」×「阿波オレンジ」
「日向夏」に似た爽やかな風味の柑橘新品種「はるひ」
「日向夏」より早く収穫でき、糖度も高く、食味に優れる。成熟期は露地で2月頃、果実種は150g程度で、果皮は橙黄色で剥きやすいのが特徴。さっぱりとした透明感のある香りが特徴的な有望品種。
津之輝 Tsunokagayaki (PVP)

(「清見」×「興津早生」)×「アンコール」
果実の大きさは平均180g位で施設栽培では250g前後の大果となる。果形は扁球形で果皮は濃橙色でやや赤みがあり、比較的むきやすく、浮き皮は発生しない。成熟期は1月中旬~2月上旬で濃厚な食味となる。果肉には発がん抑制等の機能性成分として注目されるβ-クリプトキサンチンが多く含まれている。
西南のひかり Seinannohikari (PVP)

(「アンコール」×「興津早生」)×「陽香」
果実の大きさは平均180g位で扁平~扁円形。果皮は橙~濃橙色、果面は比較的滑らかである。果肉は濃橙色でじょうのう膜は比較的薄く食べやすい。す上がりの発生は少なく、成熟期は12月上・中旬で食味良好である。果肉には発がん抑制等の機能性成分として注目されるβ-クリプトキサンチンが多く含まれている。
べにばえ Benibae (PVP)

(「林温州」×「福原オレンジ」)No.9×「アンコール」
果実は150g位で扁平~扁円形。果皮は薄く赤橙色、平滑で美しい。果肉は濃橙色で、糖度が高く濃厚な味となる。成熟期は12月中旬~1月中旬ごろで種子は少ない。
たまみ Tamami (PVP)

「清見」×「ウイルキング」、みかん農林15号
果実は約150gで扁球形、高糖度で、オレンジの香気がある、食味良好。剥皮が容易でじょうのう膜は薄く、浮き皮の発生は少ない。成熟期は、1月中旬頃で、そうか病、かいよう病に強い品種である。
せとか Setoka (PVP)

(「清見」×「アンコール」)-No.2×「マーコット」
果実は約200g~280gで大果。果形は腰高の扁円形である。果皮は橙~濃橙色で厚さは薄く、剥皮性は中~容易。果面は平滑である。熟期は2月上旬から2月下旬で、濃厚な食味になる。果汁の糖度は13%程度でじょうのう膜は極めて薄く、肉質は柔軟・多汁である。
はるみ Harumi (PVP)

「清見」×「ポンカン」
ポンカンを片親に持ち、果汁糖度は13%前後で食味良好。皮が剥きやすく種子も少なく食べやすい。栽培適地は東海地方から九州。
麗紅 Reikou (PVP)

(「清見」×「アンコール」)-No.5×「マーコット」
果実は約200gで扁円形、果皮は薄く剥皮も容易で濃橙色となり非常に美麗である。熟期は1月下旬頃果肉は濃橙色で柔らかくしかも果汁が多くオレンジの芳香があり食味が優れる。通常無核であるが、八朔、夏ミカン等があれば有核果と成る為混植しない。
ぷちまる Puchimaru (PVP)

「ナガミキンカン」×「四倍体ニンポウキンカン」
「長実金柑」に、4倍体の「寧波金柑」を交配して育成した品種。3倍体のため種がほとんど入らないのが特徴。種なしでも果実は平均11gある。熟期は1月。食味は皮の甘み強く、非常においしい。※栽培条件によって種子が入る場合があります。